【VMware】ESXi5.1から6.7へ移行した時のあれこれ
2020/03/22
お久しぶりです。今回はESXI 5.1で稼働していた仮想マシンをESXi 6.7へ移行させた時に詰まったポイントを記録に残したいと思います。
目次
詰まりポイント1:パワーオン時にvmdkファイルを読み込むことができない
vCenterはなく無償版のESXiしかない環境だったので仮想マシンのバックアップ方式が限られていました。できれば自動化したかったのもあって.vmxと.vmdkファイルを含む仮想マシン構成ファイル群をまるっとバックアップ先へコピーするという原始的な方式としていました。
ESXi 6.7上で実行してどうなったか:パワーオンできない
エラーメッセージ:Load failed: cannot open /vmfs/volumes/datastore/test.vmdk (24): The specified feature is not supported by this version
詰まりポイント2:vmxファイルを変更できない
上記のエラーを受け、vSphere Web Clientで仮想マシンの設定を見直すことにしました。パラメータがESXI 5.1の形式のままESXi 6.7へ持ってきたのが宜しくないと思ったからです。パラメータを一旦削除(または別の値)して再度、同じ値に設定する感じ。
ESXi 6.7で実行してどうなったか:仮想マシンの設定変更が反映されない
エラーメッセージ:File - failed to get objectId, '/vmfs/volumes/datastore/test.vmx': Operation not supported (11)
詰まりポイント3:OVFファイルをデプロイできない
vmxファイルやvmdkファイルをそのままコピーするという荒技がそのもの良くないと判断し、OVF形式でエクスポートしてESXi 6.7でデプロイする方法をとりました。ESXi 5.1でOVFファイルをエクスポートした後、ESXi 6.7でデプロイするためにOVFファイルを選択して確定した時にエラーが発生しました。
ESXi 6.7で実行してどうなったか:OVFファイルをデプロイできない
エラーメッセージ:OVF パッケージのデプロイに失敗しました:タスクは、ユーザーによってキャンセルされました。
(ESXiホストのどのファイルにエラー吐かれているのか見つけられず)
どうやって解決したのか
詰まりポイント1:解決できず。
解決できない理由1:ESXi 6.7はVMFS5をサポートすると公式ドキュメントには書かれていますが、エラーログはこの機能はサポートしていない旨が吐かれるので根本原因まで特定できず。vmdk内にスナップショットが含まれていたので、それも削除して再度ESXi 6.7へコピーしましたが状況変わらず。
詰まりポイント2:解決できず。
解決できない理由2:単にパーミッションの問題だと思ってchmod 744をかましましたが、状況変わらずだったので解決できませんでした。
詰まりポイント3:解決済み!
解決できない理由3:vmxファイルにVMware-ToolsのisoファイルをマウントしたままOVFエクスポートしていたのが原因でした。ここを参照してisoファイルのパスを削除してパワーオンできることを確認。これにて移行作業は完了。しょーもな笑