iPhoneでアプリを手動で終了させるとバッテリーライフが短くなる4つの理由
2016/06/17
個人的に気になっていたので記事にしてみました。
CPUやメモリを気にして?と思いますが、
iPhoneでホームボタンをダブルクリックして、
アプリを全部終了させる人がいます。
これらはの行為はiPhoneのバッテリーライフを短くする行為!!
その理由を簡単に説明します。
目次
ホームボタンを押したら10分以内に機能停止
iPhoneすなわちiOSではホームボタンを押すと、アプリに機能停止して!とシグナルを送っています。
そのシグナルを受け取ったアプリは5秒以内に機能停止します。
この機能停止でアプリをフリーズ状態にしています。
この状態ではCPUを使ったり、メモリの読み書きは発生しなくなります。
ゲームや株価関連のアプリなど、高負荷のアプリはホームボタンを押しても5秒以内に
フリーズすることができない場合があります。
その場合、iOSでは10分間のフリーズ準備時間が用意されています。
どんなアプリでもホームボタンを押してから10分間以内に機能停止するので
ユーザがわざわざアプリを終了させる必要はありません。 via gori.me
バックグランドで動作するアプリはユーザの許可制
アプリに以下の機能が含まれている時だけ、バックグランド動作が許可されます。
・オーディオ再生
・位置情報の取得
・VoIP (ネット回線を使った音声通話。有名所としてLINEやSkype、FaceTimeオーディオが該当)
・「NewsStand」アプリ向けの記事配信
・外部周辺機器
・Bluetooth
そして、本当にバックグランド機能させるかどうか、アプリ単位でオン/オフすることができます。
オフを選択したアプリはホームボタンを押したら10分以内に機能停止するので、
ユーザがわざわざアプリを終了させる必要はありません。via gist.github.com
マルチタスクバーは「最近使ったアプリ一覧」!
誤解されがちですが、
ホームボタンをダブルクリックすると表示される画面は最近使ったアプリ一覧です。
これはアプリを使用中にホームボタンを押した時のスクリーンショットで、アプリ本体ではないのです。via apple.com
この画面でアプリを上にフリックさせると一覧から削除することができますが、
アプリのスクリーンショットとそのアプリ関連データを削除しているだけ。
バッテリーには何の影響もありません。
バッテリーを大きく消費するのはアプリ起動時!
続きです。たしかにマルチタスクバーからアプリを終了することでiOSのメモリから消去できます。
そして、よく聞くのが「メモリを食っているのは無駄だからこまめに終了すべき」という表現。
これは古い時代の話です。昔のPCではメモリの消費と解放が上手く動作しないので、
ユーザが気を配る必要がありました。
「定期的に再起動」や「メモリ解放ツール」が出回りだしたのはこの頃。
時は流れ、この部分はiOSでも上手く動作するようになりました。
もうメモリにデータが残っていることは無駄ではないのです。
メモリはデータを保存するのが役目で、
むしろデータを保存していない空きメモリこそが無駄だと思っています。
iOSもそういう設計思想だったと思います。(ソースを貼りたかったのですが見つからず・・・)
iPhoneの中で一番バッテリーを消費するのはアプリ起動時と言われています。
アプリの起動には画像の読み込みと表示、サーバとのデータ更新、メモリの確保、カメラやGPSの準備をしたり・・・
とやることが沢山あります。
そんな中、ユーザがマルチタスクバーでアプリを完全に終了し、そのアプリを後で立ち上げる時、
また最初からアプリを起動しないといけません。
このように立ち上げたり終了したりする作業を繰り返すと、
iPhoneに負荷がかかってバッテリーライフが短くなりますので、気を付けてくださいね via appinstructor.com