【パスワードは面倒】指紋認証が安全ではなくなる3つのワンシーン
2016/06/16
今回は指紋認証の危険性について紹介します。危険だから使うな!という内容ではなく、どういう
シチュエーションで指紋がコピーできてしまうことの紹介です。
指紋認証は突破されないというイメージ
iPhoneやスマホに搭載された指紋認証。ほかにも銀行ATMやビル入室など高レベルなセキュリティが要求されるところで使用されています。
そういった実績からか、突破されない認証方法なのでないかと思ってしまいますが、最近はそんなことなかったのです。私自身も驚きです。
切断した指で指紋認証を突破できるからでしょ?と思われがちですが、切断した指には反応しないようにすることができるようです。
Gigazineさんが関連記事を公開していましたので紹介します。
切断された指ではiPhone 5sの指紋認証は突破できないことが明らかに
via Gigazine
切断された指では確かに指紋認証は突破できないようです。
しかし海外では驚きの方法で日常のワンシーンから指紋をコピーして指紋認証を突破できた事例が報告されています。
指紋のコピーが可能な日常のワンシーンって?
日常的にありえそうなワンシーンを挙げてみました。
ワンシーン1:ガラス容器やビン、ドアノブに付いた指紋からコピー可
飲み会や食事のときにできちゃいそうですね。
ワンシーン2:寝ているときの自分の指紋からコピー可
一番身近です。できれば手のひらを結んで寝たいですね。
ワンシーン3:指紋が写っている写真からコピー可
海外で成功したそうです。当時はBBCが報道するくらい大事になっていました。
Politician's fingerprint 'cloned from photos' by hacker
via BBC.com
ワンシーン1、2はなんとなくわかりそうですが、ワンシーン3のように写真から指紋のコピーができる時代になってしまいました。
指紋がコピーできる日常のワンシーンはものすごく多いことがわかります。
指紋認証は安全というイメージがだいぶ崩れますね。
じゃどうすればいいの?
指紋をコピーされるのはどうすることもできません。
何気なく触ったところからコピーできますし、寝てる間にコピーを取られてしまうこともありえます。
お伝えしたかったのは、『指紋認証だから絶対安全でしょ』という意識は持ってほしくない
ということです。
スマホに重要情報は保存しないようにすることや、指紋認証ではなくパスワード認証にすることにより防御できます。
くれぐれも気を付けて下さいね。