【IPv6ネイティブって?】朝日ネット、IPv6ネイティブ接続事業を開始

2016/06/16

AsahiNet
朝日ネットは「フレッツ 光ネクスト」へのネイティブ接続を利用したIPv6サービス事業を開始することを発表したのでご紹介。

目次

IPv6サービスとは?

朝日ネットは「フレッツ 光ネクスト」へのネイティブ接続を利用したIPv6サービス、通称VNE(Virtual Netrwork Enabler)事業を2017年4月にサービス開始予定とのこと

VNEとは、IPv6で構築されたNTTフレッツ網に直接接続できるサービスですよ。ということ。
利用者目線で紹介すると、メリットは超高速。デメリットはIPv4サイトへは接続できないということになります。

どういうことかもうちょっと具体的に説明します。

 

"「フレッツ 光ネクスト」へのネイティブ接続"ってなに?

フレッツ光などを契約するとONU(光終端装置)が家の中に置かれます。これがNTTと接続されています。
しかし"接続"といっても以下の順序で接続を行っている為高速ではありません。

  1. 相手のWebサイトのIPアドレスを知りたいためONUはNTTと接続
  2. NTTがこのONUのアドレスをIPv4->IPv6へ変換(ボトルネック1)
  3. IPv6としてNGNの中を駆け巡り相手のIPアドレスをゲット
  4. 自分にゲットした情報を送り返すためにIPv6->IPv4へ再変換(ボトルネック2)
  5. ゲットした情報を自分に送り返す

このようにIPv4 <-> IPv6 の相互変換が発生するため接続速度が非常に遅くなります。(体感でもわかります)

IPv6接続サービスを利用すると、項番2と項番4をショートカットすることができ、体感速度も含めてめちゃくちゃ速くなります
また、IPv6接続サービスの利用者も少ないので昨今の夜間の光回線混雑とは無縁です。

 

"IPv4サイトへは接続できない"ってなに?

実はIPv4とIPv6には互換性がありません。

言い換えると、
IPv6のみで構築されたWebサイトはIPv4環境では閲覧できません
同じく、IPv4のみ構築されたWebサイトはIPv6環境では閲覧できません。

大手のサイトはIPv6対応していると思いますが、個人ブログなどはIPv6には対応できていないのが現状です。

よくWebサイトの上の部分にこのようなアイコンが表示されているのを見たことはないでしょうか?
恐らくIPv6対応済みであれば、このような表示を入れているはずなので参考にしてもらえればと思います。

アイコン: IPv4 お客さまがIPv4ネットワーク経由で弊社のWebサイトをご覧になっていることを示しています。

アイコン: IPv6 お客さまがIPv6ネットワーク経由で弊社のWebサイトをご覧になっていることを示しています。

via KDDI.com

YahooBBが提供しているIPv6ハイブリッド接続IPv6のメリットを受けながらIPv6、IPv4双方のサイトが見れるのでおすすめです。



関連記事

シェア訴求文言

-IT技術
-, , , , ,